私が当時の願望を実現させたときは、願望はすでに実現しているという真理をまったく知りませんでした。
実現させる以前は、引き寄せの法則に関する本を古典から軽いタッチのものまで読みあさったり、ネットの記事や掲示板のまとめをチェックしたりしていました。
引き寄せの法則メンターのセミナーにも行きました。
しかし私が法則を正しく理解していなかったようで、2〜3年ほどの月日が流れてもいっこうに実現する気配がありませんでした。
すっかり疲れてしまったので、引き寄せの法則で願望を叶えようとするのを止めようと思い始めました。
ちなみにそのときの私の願望は、
理想のパートナーと愛し愛される関係を築きたい
というものでした。
私はそのとき、あらためて自問しました。
このまま誰にも愛されず、誰も愛さず、独りでいたいか?
いや、私は愛し、愛されるパートナーが欲しい。
引き寄せの法則で叶えるのを止めようと思ったけれど、願望そのものを諦めるわけではなかったのです。
その答えが出たときに、私の中に
じゃあ、もうその相手がいることにしよう
という、奇妙な考えが生まれたのです。
実際にはもちろんいないのですが、いることにしてしまう。
私の相手はもうすでにいるんです。
だからといって特別な行動をとるわけでもなく、生活は変わりませんでした。
イメージングなどはいっさいやりませんでした。
その奇妙な考えが生まれてから一か月もしないうちに、現在のパートナーとの出逢いがありました。
それからはゆっくりと順調に関係を深めていき、現在は一緒に暮らしています。
今までの人生を振り返ってみても、今が最も幸せです。
引き寄せの法則の本や記事を読みあさっていたときはまったく動かなかった現実。
それが、考え方を変えるだけでがらりと動いたのはなぜでしょうか。
次回はそれについて書いてみようと思います。