引き寄せの法則において「受け取る」ことが大事だとよく聞くことと思います。
受け取りを自分に許可することが大事、という言い方もあります。
もちろんそれは正しいことです。
ただ、これは何でもかんでも受け取ればいいという意味ではないでしょう。物質的・非物質的に関わらず、不要なものは受け取らなくていいはずです。
たとえば、人からの親切は遠慮せずに積極的に受け取ったほうがいいと思いますが、明らかにありがた迷惑だったり相手の独りよがりだったりすれば、拒否するべきなのは言うまでもありません。
昔、私は当時の友人から的外れな忠告っぽいものを受けて、本心では煩わしいと思っていたのに、
この人の親切心からの忠告なんだから、ありがたく受け取らなくちゃ
なんて無理に思い込もうとしていました。「受け取る」意味を勘違いしていたのです。
明らかな正論だったら、多少耳が痛くても受け取れたかもしれません。
しかし、どう考えても的外れなものを受け取ったところで何のメリットもなかったですし、今はその元友人との交流はありません。
ただ不快な思い出が残っただけです。
今だったら「ハイハイ」と聞き流すか、反論することもできたでしょう。
自己肯定感が高い人は受け取り許可ができている、つまり「受け取り上手」だとよく聞きます。
もちろんそれはそうですが、自己肯定感が高い人は、不要なものはきっぱり拒否できる、つまり「拒否上手」でもあるというのが私見です。