意識には時間の概念がなく、すでに「ある」「叶っている」が前提なのはわかった。
では、そのすでに「ある」「叶っている」をエゴが体験するにはどうすればいいか。
ここが多くの人々が疑問として抱くところだと思います。
エゴにはどうしても時間の概念があるので、「ある」「叶っている」を認め・受け入れたところでその瞬間に「ある」「叶っている」を体験できません。
そのベストタイミングやプロセスは意識に委ねるより他はなく、エゴがコントロールできるものではありません。
エゴとしては「今すぐ」とか「できるだけ早く」と思いますが、エゴの思う「今すぐ」や「できるだけ早く」が意識が用意している「ベスト」と一致するとは限りません。
この齟齬が多くの人々が苦しむところだと思います。
でも、そこで苦しむのは、時間とエネルギーの無駄です。
エゴにはコントロールできないのですから、意識にすべてを委ねつつ、エゴがラクに感じる姿勢でいればいいのです。
そのパターンとして大まかに考えられるのは、
- すでにあり、叶っているのだから、現実(現象化)はどうでもよい。
- すでにあり、叶っているのだから、今まで通りに生きる。
- すでにあり、叶っているのだから、それに沿って自動的に現実が動いていくのを楽しみにする。
- すでにあり、叶っているのだから、イメージングやアファメーションをして過ごす。
といったところでしょうか。これはあくまでも例であり、他のパターンもあるでしょう。
しかし、意識に完全に丸投げすると、1か2になる可能性が高いです。
なぜなら、意識がエゴの思考・感情をもコントロールするからです。ひいては、意識に行動させられる形になります。
ただ、エゴは「自分で考えて行動した」と思うでしょうが、それでいいのです。そこに何も問題はありません。
一方、3.「自動的に現実が動いていくのを楽しみにする」4.「イメージングやアファメーションをすして過ごす」は、あくまでもエゴ視点の思考・行動です。
でも、これがNGなのではありません。エゴがラクに感じ、「ある」「叶っている」を取り消さなければいいのですから。
とにかく意識に委ねていればいいのです。