現実に関係なく、無条件に「ある・叶っている」のはわかった。でも実感が湧かない。
というお悩みを本当によくいただきます。
実感が湧かないのは当然です。実感とはエゴの現実の事象に対する反応にすぎません。
何らかの現象を経て初めてエゴが「実感」するのですから、「ある・叶っている」と自分の中で認めたその時点で実感がないのは当たり前なのです。
「実感したら叶う」ではありません。「叶っているから実感(体験・体感)する」のです。
図式化すると、
(誤)実感(エゴ) → 叶った(エゴ・意識)
(正)叶った(エゴ・意識) → 実感(エゴ)
です。そもそも順序が逆です。
ではなぜ多くの方々が「実感したら叶う」を採用しているのかというと、
臨場感たっぷりにイメージして感情を先取りすれば願望が叶う
という言説が広く知られているからだと思います。
これはあくまでも「イメージング」というメソッドであり、文字通り「感情の先取り」であって、「実感」ではありません。
また、このメソッドが働くのは、エゴでイメージングして感情を先取りすると同時に、叶うと確信 or 叶ったと認識しているときです。
結局は、上記の図式のように叶ったとすればいいだけですから、イメージングによる感情の先取りは省略できるのです。