自分=世界
という等式を目にしたことがある人も多いと思いますが、
本当の自分は実体のない大きな意識であり、その意識の100%の投影が現実世界
なので、そのように言えるかと思います。
大きな意識はすべてが叶っている完璧な存在(すべてがある完璧な領域)ですから、その投影である現実世界でも、100%叶っています。
つまり、
「叶っている」のが前提・真実なのは大きな意識においてだけではなく、現実世界においても同様
だということです。
ただ、正確にいえば現実世界とはエゴを通した意識の投影です。エゴがなければ現実世界を知覚できないし、体験できません。
エゴのバイアスがかかった上での現実世界だということです。
そのエゴのバイアスとは具体的に何かというと、自分の観念、信念、価値観、常識、判断、評価、思い込みなどです。
そのバイアスを完全になくせば、理論上、投影率100%の現実世界が100%見えるはずです。
しかしエゴを通している以上、それは不可能だと個人的に考えています。でも、それでいいのです。
投影率100%ということは、意識内にある「望まないこと」も投影されているということです。
それには「叶っていない」と判断していればいいのです。そうすれば「望まないことは叶っていない」が見え続けます。
しかしエゴは「望むこと」すらも「叶っていない」と判断してしまいます。だから「望むことは叶っていない」が見え続けます。
だから、いつまで経っても願望が叶わないのです。
なので、現状がどうであろうが「叶っていない」と判断しないでくださいというのはいつも書いている通りです。
しかし、「叶っていない」判断を止めた瞬間に「叶っている」が物理的にに見えてくるわけではありません。
なぜなら、その時点ではエゴの知覚機能が自身の「叶っている」という判断にまだ追いついていないからです。
三次元+時間に生きている私たちのエゴはどうしても時間を感じざるを得ないので、こればかりはどうしようもありません。
エゴの知覚機能が混乱してエラーを起こしている状態だと捉えてもいいでしょう。
しかし、そのようにいうと今度はエゴが「エラーはいつ修正されるの?」「エゴの知覚はいつ判断に追いつくの?」といった疑問を抱きます。
それはエゴの「いつ現象化されるの?」という焦りを含んだ疑問と同じです。
「エゴの知覚機能エラー中は叶っていない」という新しいバイアスになってしまう、つまり、再び叶っていないと判断してしまう恐れがあるということです。
こうやってエゴはなぜか、何度でも何度でも「叶っていない」と判断したがります。
しかし実際は、
エゴの知覚機能がエラー中であろうが、すべてはすでに「叶っている」のです。
いずれにしても、エゴが何らかの拍子に「叶っていない」と再び判断していたらその都度気づいて、「叶っているんだった」と思い出せばいいです。
そうしていれば、やがて「叶っていない」と判断することもなくなり、エラーが自然に修正されていきます。
とにかく、現実世界に「叶っていない」という判定を与えずに、普通に生活していればいいです。
そうすれば「叶っている」現実世界に生きていることになります。
というか、そもそも私たちは最初から「叶っている」現実世界に生きているので、それを思い出せばいいだけなのです。
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