エゴはあくまでも意識の自覚・知覚している一部分で、見える現実、過去の経験、未来等の想像、外部からの影響などで物事を判断しています。なので、人生を理想的なものにすることが難しく感じます。
そこから脱して人生を理想的なものにするには、エゴ以外の意識、普段自覚・知覚していない大きな部分に委ねればいいのです。
なぜなら、意識の大きな部分では「ある」「叶っている」が大前提だからです。
ただ、エゴがその大前提を無視して「ない」「叶っていない」を選択・意図すると意識はそれを素直に受け取り、「ない」「叶っていない」を現実に展開させます。
意識からすれば、エゴがわざわざ「ない」「叶っていない」を選択・意図するのが不思議です。
意識も馬鹿正直にエゴの判断に従わないで無視してくれればいいのにと思いますが、(なぜか)選択権を持っているのはエゴなので、素直に従ってしまいます。
ですから、まずはエゴで「ない」「叶っていない」を選択しないことが大切になります。
そうすると、「ある」「叶っている」が自動的に前提になるので、前回の記事に書いたように、エゴとしても現実や現象化がどうでもよくなったり、現実が自動的に動いていくのがわかっているので安心していられたりします。
ただ、それでもエゴが騒いでくるときもあるでしょう。「ある」「叶っている」のに、まだ「ない」「叶っていない」ように見えればそれも仕方がありません。
でも意識はそんなエゴに対し、「ない」「叶っていない」ように見えるのは勘違いだよ、といっています。
なぜ勘違いを起こしているのかは考えなくていいです。いろいろ考えてもそれはどうせエゴが作り出した理由です。
エゴの勘違いを信じるのではなく、意識の大前提を信頼してみてください。